現在、日本建築、住宅建築業界に於いて、地震や台風等が起きる度に受ける、瓦に対する誤認や、風評被害により「瓦」には大変強い逆風が吹いています。
当然弊社も、明治38年創業以来114年続く歴史の中で、その危機を痛切に感じています。
昭和48年をピークに瓦の生産量は右肩下がりを続け、現在、当時の総出荷枚数に対する「日本瓦・いぶし瓦」の出荷量は3パーセントにまで激減。
更に追い打ちをかけたのが平成6年の阪神淡路大震災でした。
「屋根瓦が重い」と言う誤認から起きた風評被害により瓦離れに拍車がかかり、このままでは1400年以上続いた瓦文化が途絶えてしまうと言う危機に面しています。
少しでも瓦が持つ本来の良さを知って頂くために、いぶし瓦その物のPRは勿論の事、いぶし素材を使った、身の回りの物が作れないか?そう思いたったのです。
瓦を身近に感じて欲しいと作られた物は、各地に存在します。
コースターや置物、根付にマグネット。瓦に触れていただくには充分だとは思いますが私たちが目指したのは、瓦が人々の生活に再び根付くこと。
屋根材だけでなく、他の方法でもっと皆さんに知っていただきたい!!
衰退の一途をたどっている瓦業界の一助と成る事を願い開発に至りました。
(桐または紙箱・紙製クッション材・和紙・真田紐)
瓦を忠実に再現したお皿(写真のように連結が可能)
今後の目標は、直火でも割れないようにする事です。
大・小とありこちらも試作中